業務用から小売へ！JFS-B規格取得で躍進する三幸食品の挑戦

三幸食品株式会社は、高品質な国産素材を使っただしパックで業務用市場で高い評価を得てきました。しかし、近年は団体旅行減少やコロナ禍の影響で業務用市場の先行きに不安を感じ、小売市場への進出を加速させています。

2018年から実店舗展開やECサイト強化を進めてきた同社は、小売市場でのブランド力向上のため、ISICOの支援を受け、食品安全マネジメント規格「JFS-B規格」を取得しました。JFS-B規格取得には、HACCPに準拠した工場運営や、記録管理の徹底、仕入れ先への書類化要請など、多くの努力が必要でした。特に、小規模事業者が多い仕入れ先への協力を得るには苦労しましたが、最終的に全ての仕入れ先が協力体制を築き、2025年4月にJFS-B規格の取得に成功しました。

JFS-B規格取得と並行して、首都圏郊外への積極的な出店も展開。マルイファミリーへの出店など、順調に店舗数を拡大し、好調な売上げを記録しています。

さらに、JFS-B規格の国際的な認知度向上も追い風となり、将来的には東南アジア市場への進出も視野に入れています。JFS-B規格取得を新たな成長の礎として、三幸食品の挑戦は続きます。 高品質なだしパックとJFS-B規格という信頼性を武器に、更なる飛躍が期待されます。