新潟県知事会見詳報：高速バスキャンペーンから渇水対策、原発公聴会まで！

令和7年7月30日に行われた新潟県知事の定例記者会見では、様々な重要事項が発表・議論されました。

まず、新潟～上越を結ぶ「しらゆき」特急と高速バスの利便性向上を図る「のってつながるキャンペーン」が紹介されました。特急しらゆきツアー商品の販売や割引拡充、高速バスのスマホアプリによる乗車券販売、タクシー予約サービス導入などが計画されています。企業への利用促進も図ることで、利用者増加とさらなる利便性向上を目指します。

次に、深刻化する農作物への渇水被害への対策として、ポンプ設置費用補助、水田復旧事業支援、県所有ポンプの貸し出しなどが発表されました。市町村や農業関係団体と連携し、被害軽減に努める姿勢を示しました。

柏崎刈羽原発に関する2回目の公聴会について、知事はオンラインで傍聴したことを報告。様々な意見が出されたことに触れつつ、若い世代の意見が少なかった点への課題感を示しました。

経済産業省への要望としては、ＪＳファンダリの破産問題を受け、事業継続、雇用確保、パワー半導体産業への更なる支援を訴えたと報告しました。

その他、全国知事会会長選挙で長野県知事を支持する意向を示したり、県内の渇水状況、カムチャツカ半島地震による津波警報への対応、無痛分娩への支援に関する質問にも答えています。 特に無痛分娩については、現状の産科施設の少なさや財政格差の問題を踏まえ、慎重な検討が必要だと述べました。会見全体を通して、県民生活の向上と地域課題への積極的な取り組み姿勢が示されました。