令和7年5月勤労統計速報！賃金・労働時間・雇用状況を徹底解説

令和7年5月分の毎月勤労統計調査地方調査月報（規模5人以上）によると、現金給与総額は平均245,539円でした。これは前年比5.3％増ですが、名目賃金指数は92.1と、実質賃金指数は81.6と、物価上昇を考慮すると伸びは限定的です。規模30人以上の企業では、名目賃金は横ばい、実質賃金は減少という結果になっています。

就業形態別に見ると、一般労働者は30万3884円、パートタイム労働者は10万7841円でした。労働時間については、総実労働時間は137.6時間で前年比0.7％増でしたが、これも規模30人以上の企業では2.9％減と減少傾向にあります。所定外労働時間は7.0時間と、前年比2.9％増加しました。

常用雇用者数は191,593人で前年比1.6％減少し、パートタイム労働者比率は29.7％と前年から2.4ポイント減少しました。ただし、規模30人以上の企業では、常用雇用者数は1.2％減、パートタイム労働者比率は1.6ポイント増加しています。

これらのデータは、企業規模によって状況が異なっており、特に規模30人以上の企業では、賃金や労働時間の減少傾向が見られる点が注目されます。詳細なデータは、ExcelファイルやPDFファイルで公開されていますので、ご確認ください。