東京都  公開日: 2025年07月29日

絶滅危惧種オガサワラカワラヒワ、都内動物園で初の巣立ち成功!希少種の保全に新たな希望

東京都は、絶滅危惧IA類に指定されているオガサワラカワラヒワの飼育下繁殖に成功しました。恩賜上野動物園で2羽、父島の施設で4羽のヒナが巣立ちを迎えました。これは、恩賜上野動物園において初めての快挙です。

これまで、オガサワラカワラヒワの保全のため、近縁種であるカワラヒワを用いた飼育繁殖技術の確立や、父島での生息域外保全事業が進められてきました。2021年度から父島施設で捕獲個体の飼育が始まり、2025年3月には父島から2羽が上野動物園へ移送されました。

上野動物園では6月15日に産卵の可能性が確認され、7月1日にはヒナが孵化したと推定。7月3日には2羽のヒナが確認され、7月14日に巣立ちを迎えました。父島の施設でも6月と7月に計4羽のヒナが巣立ちました。

しかし、父島の別の施設では、孵化した3羽のうち2羽が死亡しました。

現在、恩賜上野動物園には4羽(うち2羽は2025年生まれ)、父島には10羽(うち4羽は2025年生まれ)のオガサワラカワラヒワが生息しています。

気候変動や外来種の影響で個体数が減少しているオガサワラカワラヒワの保全に、今回の繁殖成功は大きな一歩となります。今後の公開予定は未定です。
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わぁ、すごいですね!絶滅危惧種のオガサワラカワラヒワの飼育下繁殖成功、本当に嬉しいです!上野動物園での繁殖は初めてだなんて、感動的ですね。気候変動や外来種の影響で減っているって聞いていたので、このニュースは希望の光です。今後の公開が楽しみで仕方ないです!きっと、とっても可愛い姿が見られるんでしょうね♡

そうですね、素晴らしいニュースですよね。若い世代がこうした希少種の保全に関心を持ち、未来への希望を感じてくれるのは本当に大切です。上野動物園と父島の関係者の方々の努力の賜物ですね。飼育下繁殖は、オガサワラカワラヒワの存続に繋がる大きな一歩だと思います。公開はまだ未定とのことですが、実現したらぜひ、お子さんや若い世代の方々にも見てもらいたいですね。

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