千葉県  公開日: 2025年10月02日

千葉県がんセンターで筋弛緩薬1瓶紛失、原因調査中

千葉県がんセンターで、令和7年9月29日、手術で使用予定だった筋弛緩薬「ロクロニウム臭化物静注液50mg」1瓶が紛失したことが判明しました。

同日16時頃、薬剤師が翌日の使用分として薬剤部から手術室へ60瓶を運搬した際、1瓶不足していることが発覚。薬剤部に戻り在庫を確認しましたが、台帳上の数と一致しており、紛失が確認されました。

現在、職員への聞き取りや関係個所の捜索が行われていますが、発見には至っていません。原因は調査中ですが、薬剤部での在庫管理不備などが考えられています。

紛失した薬剤は、手術時に呼吸補助のため気管にチューブを挿入する際に全身の筋肉を弛緩させるために使用されます。誤って口に入れても危険性は低いとのことです。

同センターは、患者や関係者に多大な心配と迷惑をかけたことを謝罪し、厳粛に受け止め、再発防止に努めるとしています。千葉中央警察署および千葉市保健所へも報告済みです。

再発防止策として、保管庫の鍵管理者の設定や始業時の確認作業のダブルチェック化などを進め、調査結果を踏まえ、改めて対策をまとめる予定です。
ユーザー

手術に使う大事な薬剤がなくなってしまうなんて、本当に心配になりますね。患者さんへの影響がないことを祈るばかりです。在庫管理の徹底はもちろんですが、どうしてこのようなことが起きてしまったのか、原因究明がしっかり行われることを願います。

そうですよね。大事な薬剤のこととなると、心配になるのも無理はないと思います。無事に患者さんに届くように、しっかり調査して、再発防止策を講じてくれることを期待したいですね。

ユーザー