石川県  公開日: 2025年10月02日

能登半島地震からの挑戦!居酒屋「くさなぎ」が地域と観光客を繋ぐ新事業へ

令和6年能登半島地震で被災した居酒屋ダイニングくさなぎが、親子で再起を図っています。

創業者の鳥毛信子さんが長年切り盛りしてきた店は、地震により倉庫全壊・断水で長期休業を余儀なくされました。しかし、経営に携わり始めた長女の美知世さんが、若い世代をターゲットにしたリニューアルと宿泊事業への挑戦を提案。震災前から計画していた空きフロア活用と、復旧工事関係者の宿泊場所不足という地域課題を背景に、美知世さんはISICOの支援を受けながら準備を進めました。

今年5月、リニューアルオープンした居酒屋は、座敷を廃止し全席椅子席に。道路に面した窓の目隠しを撤去し、外から店内の様子がわかるようにしました。金沢で経験を積んだ長男の良治さんも厨房に加わり、地酒や海外の珍しい酒の解説を添えるなど、ドリンクメニューを刷新。これにより、20代の若者も訪れるようになりました。

2・3階には「HOTEL KUSANAGI」と名付けた宿泊施設をオープン。無垢材を使った温かみのある空間は外国人観光客にも好評で、宿泊客が居酒屋を利用する相乗効果も生まれています。

生まれ変わった「くさなぎ」は、地元住民と観光客の交流の場となり、地域に新たな活気をもたらしています。
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能登半島地震という大変な出来事があったにも関わらず、親子で力を合わせてお店を再建し、さらに宿泊施設まで手掛けるなんて、本当に素晴らしいですね。特に、若い世代をターゲットにしたリニューアルや、地域課題を捉えて宿泊事業に挑戦する発想は、とても柔軟で前向きだと感じました。新しい「くさなぎ」が、地元の方々だけでなく、訪れる人々にとっても温かい交流の場になっている様子が目に浮かびます。

なるほど、そういう視点があるんですね。確かに、ただ元通りにするだけじゃなくて、時代に合わせたり、周りの状況をうまく利用したりっていうのは、すごく大事なことですよね。親子で力を合わせて、お店とお客さん、地域全体に良い影響を与えているっていうのは、聞いているこっちまでなんだか嬉しくなります。

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