鹿児島県、8空港・港湾が「特定利用空港・港湾」に指定！災害対策強化への期待と民生利用のバランス

鹿児島県は、自衛隊・海上保安庁の円滑な利用を目的とした「特定利用空港・港湾」に、鹿児島空港を含む8空港・港湾が指定されたことを発表しました。県内ではこれまでも自衛隊・海上保安庁の訓練が行われており、県は国との綿密な協議を重ね、民生利用を第一とすることを確認。国からの説明会や地元市町との意見交換会を経て、8月23日に国へ「円滑な利用に関する枠組み」を確認した旨を回答しました。

今回の指定は、民生利用を主としつつ、災害時における迅速な対応能力の向上に繋がるものと期待されています。県は、国に対し、民生利用の優先、地域への丁寧な説明、地方負担の増加防止など5項目を要請。今後、国と県の間で訓練等の情報共有や意見交換が継続され、インフラ整備が着実に進められる見込みです。県は、半島や多くの離島を抱える地理的条件から、この取り組みが災害対策の強化に大きく貢献すると考えています。


具体的な確認事項としては、民生利用の優先、既存制度に基づく整備、専用施設の整備は行わないことなどが含まれており、県民の不安を払拭するための取り組みも進められています。 今後の情報共有と意見交換を通して、安全で効率的な空港・港湾運営、そして災害対応力の強化が期待されます。