東京都、自殺防止に向けた新たなキャンペーン開始！～誰もが安心して暮らせる社会を目指して～

東京都は、毎年9月と3月の自殺対策強化月間に合わせ、「第37回自殺防止！東京キャンペーン」を開始しました。 近年、特に子供や若者の自殺が増加傾向にあることから、悩みを抱える人への寄り添い、早期発見、そして適切な支援への繋げ方を重点に、多角的な取り組みを実施します。

キャンペーンでは、関係機関と連携した電話相談時間延長などの「特別相談」、区市町村や鉄道会社などへのチラシ・ポスター配布による啓発活動、「自殺対策強化月間ライトアップキャンペーン」などが行われます。都庁第一本庁舎を始め、駒沢オリンピック公園などでもライトアップを実施し、自殺対策の相談対応における「気づき、傾聴、つなぎ、見守る」を象徴する4色で点灯されます。

さらに、地域に合わせた相談窓口を検索できる「東京都こころといのちのほっとナビ ここナビ」や、学生向けの自殺対策動画も活用し、情報提供を強化します。 周りの人が自殺を予防できる「ゲートキーパー」の役割についても解説しており、具体的な声掛けの例や相談窓口への繋げ方などを紹介しています。

メディア関係者向けには、WHOのガイドラインに基づいた責任ある報道への協力を呼びかけています。自殺に関する報道の際には、自殺手段の詳細な描写やセンセーショナルな表現を避け、正確な情報に基づいた報道を行うよう促しています。 東京都は、一人ひとりが自殺予防に関わることで、誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指しています。