岩手県 北上市  公開日: 2025年09月25日

性の多様性(LGBTQ+など)を理解する:基礎知識と相談窓口

性のあり方は多様で、生物学的性(からだの性)、性自認(こころの性)、性的指向(好きになる性)、性表現(表現する性)の4つの要素から構成されます。これらの要素はそれぞれ独立しており、必ずしも一致しません。

LGBTは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(生まれた時の性別と異なる性自認を持つ人)の頭文字です。しかし、「性的少数者」には、LGBT以外にも様々な人が含まれます。インターセックス(性分化に違いがある人)なども含まれ、「LGBTI」と表記されることもあります。

国際的には、SOGI(性的指向と性自認)という用語が使われ、個々人の性的指向や性自認の独自性を意味します。

カミングアウトは、自身の性的指向や性自認を自ら公表することです。一方、アウティングは、本人の許可なく第三者にセクシュアリティを伝える行為で、重大な人権侵害です。

性自認や性的指向に関する悩みを抱えている場合は、岩手県男女共同参画センターLGBT相談窓口(電話・インターネット)、全国共通人権ダイヤル、よりそいホットラインなど、相談窓口をご利用ください。岩手県では、LGBTに関するリーフレットや職員向けガイドラインも公開しています。北上市では、多様な性のあり方を尊重する条例を制定し、関連する取り組みを進めています。
ユーザー

なるほど、性のあり方は生物学的性、性自認、性的指向、性表現の4つの要素から成り立ち、それぞれ独立しているのですね。LGBTというくくりだけでなく、インターセックスの方々も含め、多様な性が存在することを改めて認識しました。SOGIという概念も、個人のアイデンティティを尊重する上で重要な視点だと感じます。カミングアウトとアウティングの違いについても、明確に理解することが大切ですね。岩手県をはじめ、相談窓口や啓発活動の充実も心強く思います。多様性を理解し、尊重し合う社会の実現に向けて、私たち一人ひとりが意識を高めていく必要があると感じました。

そうですね。複雑なテーマですが、丁寧に説明していただき、大変分かりやすかったです。多様な性のあり方を理解することは、社会全体にとって重要な課題であり、個人の尊厳を守るためにも必要不可欠ですね。特に、アウティングが重大な人権侵害であるという点を改めて認識し、配慮する姿勢を持つことが大切だと感じました。相談窓口の存在も心強く、必要としている人が安心して利用できるよう、社会全体で支えていく必要があると思います。貴方のコメント、大変参考になりました。ありがとうございます。

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