東京都と東京都中小企業振興公社は、都内の中小企業が医療機器産業へ参入・発展するための「医療機器産業参入促進助成事業」の第22回募集を開始しました。

この助成事業は、ものづくり中小企業と医療機器製造販売企業等の連携を促進し、医療機器や医療機関で使用される関連製品の開発から事業化までを支援するものです。

助成金は2種類あり、「医療機器等開発着手支援助成事業」は開発初期段階の支援で、最大500万円（下限50万円）、助成率は3分の2以内です。「医療機器等事業化支援助成事業」は開発から事業化までの支援で、最大5000万円（下限500万円）、助成率は3分の2以内と、より大規模な支援が受けられます。

対象となるのは、都内で事業活動を行う中小企業者です。申請は電子申請システム「Jグランツ」を利用し、事前ヒアリングを経て審査が行われます。

募集期間は令和7年9月17日～10月1日（電子申請）、10月29日～11月11日（対面受付）です。詳細や申請書類は東京都中小企業振興公社のホームページで確認できます。

この助成事業は、「2050東京戦略」の一環として、成長産業への参入・投資を促進する取り組みです。未来の医療技術開発を目指す中小企業にとって、大きなチャンスとなるでしょう。 問い合わせは産業労働局商工部創業支援課（03-5320-4693）または（公財）東京都中小企業振興公社取引振興課（03-5822-7250）まで。