静岡県 静岡市  公開日: 2025年09月24日

家庭の排水、これで大丈夫?浄化槽を守るための簡単生活排水対策

家庭の合併処理浄化槽は微生物で排水処理しますが、能力には限界があります。油や調理くず、食べ残しなどは処理能力を低下させ、浄化槽の故障や高額な修理費につながる可能性も。 そのため、いくつかの簡単な対策が重要です。

台所では、調理くずは三角コーナーで回収、油は凝固剤や吸収材で処理し、食べ残しを減らし、食器の油汚れを拭き取ってから洗いましょう。洗剤は適正量を守り、不明な場合はメーカーに確認を。

浴室・洗濯では、洗剤やシャンプーなども適正量使用し、塩素系漂白剤やカビ取り剤は使用頻度に注意。大量の水を一気に流すのは避け、時間差で排水しましょう。

トイレでは、紙おむつ、衛生用品、たばこの吸い殻、ペットの糞尿は流さず、トイレットペーパーのみ使用し、洗剤も適正量にしましょう。

浄化槽からの排水の水質は、法定検査の結果書(BOD値)や保守点検記録で確認できます。BOD値が20mg/L以下であれば基準を満たしています。

これらの小さな心がけを継続することで、浄化槽の寿命を延ばし、家計にも環境にも優しい生活を実現できます。
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なるほど、家庭用浄化槽の維持管理は、意外と繊細なんですね。微生物の働きを理解した上で、日々の生活習慣を見直すことで、故障リスクの軽減だけでなく、環境保全にも貢献できるというのは、とても興味深いと思いました。特に、油や食べ残しの処理方法、洗剤の使用量といった具体的な対策は、すぐにでも実践できそうです。BOD値の確認も、定期的なメンテナンスの一環として意識しておきたいですね。

そうですね。浄化槽の維持管理は、目に見えにくい部分なので、つい忘れがちになりますよね。でも奥様のおっしゃる通り、小さな心がけが、浄化槽の寿命を長くし、結果的に経済的にも環境的にも良い影響を与えてくれるんです。BOD値の確認は、少し専門的な部分ですが、業者さんの点検時に一緒に確認したり、記録をきちんと保管しておけば安心ですね。一緒に、長く快適な生活を送れるよう、家事を協力してやっていきましょう。

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