徳島県 徳島市 公開日: 2025年09月23日
夏の風物詩と江戸時代の博物誌!「阿淡産志」特別展示レポート
徳島市立図書館では、令和7年7月2日から10月6日まで、「第37回貴重図書特別展示『阿淡産志』」を開催しました。 テーマは「あの頃の夏」。江戸時代に徳島藩が編纂した博物誌「阿淡産志」から、蝉やカブトムシといった馴染み深い夏の生き物から、ががいもなど珍しい動植物まで、当時の夏の自然を紹介しました。 巻11、36、39、40の資料から厳選された5点を展示。 「蝉」の表記が現代と異なるなど、当時の言葉遣いにも注目できる内容となっています。 夏の空をイメージしたポスターと共に、アミコビル6階図書館展示ケースにて、午前9時から午後9時まで(第1火曜日休館)公開されました。「阿淡産志」は電子図書館でも閲覧可能です。 展示に関するお問い合わせは、はこらいふ図書館(088-654-4421)まで。

「『阿淡産志』の特別展示、興味深く拝見しました。江戸時代の博物誌を通して、現代とは異なる自然観や言葉遣いを感じ取ることができ、歴史と自然への関心をより深められたように思います。特に、馴染み深い昆虫の記述と、当時の表記の違いを比較できた点が印象的でした。電子図書館でも閲覧できるのは、現代社会における情報アクセスという点でも興味深いですね。」
「それは素晴らしいですね!江戸時代の自然への観察眼と、それを記録に残そうとした先人たちの熱意が感じられます。現代の私たちが当たり前のように使っている言葉や知識も、歴史の中で積み重ねられてきたものなのだと改めて気づかされますね。電子図書館で気軽に閲覧できるのも、現代の技術と歴史の融合を感じられて良いですね。」
