東京23区に残る農業の灯！葛飾区の農家の現状と未来

葛飾区は、東京23区の中でも農業が盛んな地域の一つです。令和6年現在、農家数は150世帯、農地面積は約31.6ヘクタール（東京ドームの約7倍）を維持しています。戦後には「金町こかぶ」など地域ブランド野菜も生産されていましたが、都市化の進行により、農家数と農地面積は昭和40年代以降減少傾向にあります。

現在では、主力作物が小松菜にシフトし、枝豆、ねぎ、キャベツ、ブロッコリーなども栽培されています。ハウス栽培などの導入により、新鮮で安全な農産物の供給に努めています。令和5年産の主要野菜作付け面積ランキングでは、小松菜が圧倒的な面積を占めています。

農家は水元地区に多く集中しており、全体の49％を占めています。葛飾区の農業は、歴史と変化を繰り返しながら、現代も地域社会に貢献し続けています。