武蔵野市「テンミリオンハウス」：高齢者の地域密着型支援施設

武蔵野市では、介護保険の対象外となる高齢者も支援するため、「テンミリオンハウス事業」を実施しています。年間1,000万円の運営費・維持管理費補助を受け、地域団体などがミニデイサービスやショートステイなどを運営する取り組みです。

この事業は、介護保険開始時にデイサービス利用者の3割が対象外となる問題を解決するため、介護予防や認知症予防に重点を置いた地域密着型の共助システムとして始まりました。

主な利用者は、日常生活は自立できるものの、見守りや社会とのつながりを必要とする要介護認定を受けていない高齢者です（要支援者は要相談）。通所を通して地域交流を促進し、栄養バランスに配慮した昼食や様々な講座を提供することで、健康維持や趣味・交友関係の形成を支援しています。

施設は市が提供し、運営団体は5年ごとに公募。武蔵野市民社会福祉協議会が運営をサポートしています。利用者は実費相当の費用を負担します。各施設の詳細については、市ホームページのテンミリオンハウスページをご確認ください。