埼玉県 新座市  公開日: 2025年09月22日

身近な脅威!結核の正しい知識で健康を守ろう

厚生労働省が「結核・呼吸器感染症予防週間」を設けているように、結核は現代社会でも依然として深刻な問題です。日本では年間1万人以上が新たに発症し、1500人以上が亡くなっています。70歳以上の高齢者が最も多く発症しており、全体の約6割を占めています。

結核は、肺や気管支に結核菌が感染することで起こる病気です。微熱、咳、痰、倦怠感などの風邪症状が2週間以上続く場合、注意が必要です。特徴的な症状がないため、気づかないうちに進行することもあります。

結核菌は咳やくしゃみで空気中に飛び散り、感染します。しかし、感染しても必ず発症するとは限りません。免疫力が低下した高齢者や持病のある人が発症しやすい傾向があります。

早期発見と早期治療が重要です。治療を開始すれば1~2ヶ月で他者への感染を防ぐことができます。6~9ヶ月の治療で治癒します。微熱や咳などの症状が続く場合は、自己判断せず、医療機関を受診しましょう。定期的な胸部X線検査も有効です。新座市では、肺がん(結核)検診などの各種がん検診を実施しています。
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結核、改めてその深刻さを知りました。高齢者の方が多いのは、免疫力の低下が関係しているのですね。風邪と見分けがつかないケースも多いと聞いて、早期発見の難しさを感じます。症状が長引いたら、すぐに医療機関を受診することが大切だと改めて認識しました。新座市のような自治体による検診の積極的な活用も、予防に繋がる有効な手段だと考えます。

そうですね。ご指摘の通り、結核は身近な病気でありながら、早期発見が難しい点で油断できません。特に高齢者の皆様は、風邪と誤認しやすいので、ご家族の方々も注意深く見守ってあげて頂きたいですね。検診の受診を勧めるのも、大切な家族愛だと思います。ご自身の健康管理も大切ですが、周りの方への意識も高めることで、より効果的な予防に繋がりますよ。

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