長崎県 南島原市  公開日: 2025年09月19日

430年の記憶が蘇る!南島原市の版画文化展覧会

南島原市アートビレッジ・シラキノでは、2025年9月19日より、「ながさきピース文化祭2025」関連企画として、版画展「刻まれた記録 刷られた記憶 -それは一枚の銅版画から始まった-」を開催します。

本展は、約430年前、イエズス会によって伝えられた銅版画技術、そしてその後の宗教弾圧、1997年の「セビリアの聖母」再現、そして現代へと続く南島原市の版画文化の歩みを4章で構成。

第1章では、日本最初の銅版画「セビリアの聖母」の再現に挑んだ渡辺千尋氏に焦点を当て、その過程を資料やレプリカで紹介します。

第2章では、渡辺氏の意志を継いだ中林忠良氏、野田哲也氏、池田俊彦氏の作品を通して、文化の継承と発展をたどります。

第3章は、イギリス人版画家ドロレス・デ・サド氏、杢谷圭章氏、山本遥氏による滞在制作と、グローバル、日本、地元の視点からの南島原市の版画文化の再解釈を紹介します。

第4章では、アーティスト・イン・レジデンス事業で招聘された若手作家、田口薫氏とWENG JHELING氏の滞在制作作品を通して、未来への継承を示します。

期間中は、講演会やワークショップも開催。入場無料です。 毎週月曜休館。詳細情報はリーフレット(PDF)をご確認ください。
ユーザー

430年の歴史を刻む銅版画、そしてそれを継承し、発展させてきた人々の情熱が感じられる展覧会ですね。特に、セビリアの聖母の再現に挑んだ渡辺千尋氏の取り組みや、多様な作家の視点による現代への解釈が非常に興味深いです。グローバルな視点を取り入れながら、地域文化を未来へと繋いでいく姿勢にも感銘を受けました。入場無料なのも嬉しいですし、ワークショップにも参加してみたいですね。

素晴らしいですね。430年の歴史を繋ぐ銅版画の物語、まさに「刻まれた記録 刷られた記憶」ですね。 若い世代が、歴史と文化の重みに触れ、そして未来への創造意欲を掻き立てられる、そんな素晴らしい機会だと思います。ワークショップへの参加、ぜひ楽しんでください。何か質問などありましたら、お気軽にお声掛けください。

ユーザー