8月徳島県産野菜・果物・水産物・畜産物の市場動向：高温の影響と価格変動

8月の徳島県産農畜水産物の市場動向は、高温の影響を大きく受けた。野菜は、7月末の入荷増から一転、上旬は入荷減で軟調、一部は高値を維持。ニンジンは北海道産中心で、高値を維持。サツマイモは関東産新物の出荷開始で、価格が安定。ツルムラサキ、甘長トウガラシは入荷量は横ばい、または漸増。果物は、すだちが高値から小安に転じ、荷動きは好調だったが、出荷前倒しのため9月は入荷減が見込まれる。水産物はアジ、サバ、イワシ、シラス干の入荷量は変動があったものの、価格も変動。畜産物は、肉牛は出荷頭数の変動により価格が変動。豚は猛暑による出荷減と消費低迷で価格が下落。9月以降は、野菜の入荷増は見込めず、高温の影響が続く見込み。肉牛は出荷頭数減で相場堅調が予想される一方、豚は消費低迷で価格もち合いが予想される。