沖縄で猛威を振るう危険ドラッグ「笑気麻酔」の脅威！増加する健康被害と実態

沖縄県内で、「笑気麻酔」と称する危険ドラッグの乱用が深刻化しています。この危険ドラッグは、国内未承認の医薬品成分「エトミデート」を含む電子タバコ用リキッドなどで、合法的に見える形で販売されているため、若者を中心に被害が拡大しています。

「笑気麻酔」という名称から、医療現場で使用されるものと誤解されやすい点が危険です。実際は、意識不明、呼吸困難、痙攣など重篤な健康被害を引き起こす可能性があり、死亡例も報告されています。

令和4年から令和7年6月末までの間に、県内で確認された危険ドラッグ関連の救急搬送件数は73件に上り、そのうち2件はエトミデートを含むものと疑われています。年齢別では20代が最も多く、男女問わず被害が出ています。

危険ドラッグは、お菓子やクッキーなどの食品、電子タバコのリキッド、乾燥植物片など、様々な形態で販売されており、「合法大麻」や「合法ドラッグ」と偽って販売されるケースも増加しています。

安易な購入や、知らずに摂取してしまう危険性も高く、健康被害だけでなく、傷害事件や交通事故など他人を巻き込む危険性も指摘されています。

沖縄県は、危険ドラッグの購入・使用・関与を強く戒めており、体調不良を感じた場合は速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。 「買わない、使わない、関わらない」を徹底し、自分自身と周りの人の安全を守る行動を心がけましょう。