徳島県  公開日: 2025年09月18日

徳島県オストメイトの生活支援:装具給付金の格差是正と実態調査への要望

徳島県内のオストメイト団体は、日常生活用具給付等事業における排泄管理支援用具(ストーマ装具)の給付金に市町村間で大きな格差が生じていることを指摘し、県への是正を求める要望書を提出しました。 装具価格は近年40%も値上がりしており、1993年以来見直されていない市町村も多いことから、生活に大きな負担が生じているとしています。

団体は、県に対し、市町村間の格差是正への取り組みと、国への財源確保の政策要望を要請。さらに、県内オストメイトの実数調査も求めています。 これは、正確なデータに基づいた福祉政策の立案と、団体活動の参考とするためです。

県からの回答では、市町村が地域の実情に応じて事業を実施しているため格差が生じていることを認めた上で、国への財源確保の政策要望と市町村への周知啓発に努めると回答。オストメイトの実数調査については、個人情報保護の観点から困難であると説明し、過去の補助実績等から推計値を示したと述べています。 団体は引き続き、県民がいきいきと暮らせる共生社会の実現に向けて活動を続けるとしています。
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ストーマ装具の価格高騰と市町村間の給付金格差は、オストメイトの方々の生活の質に深刻な影響を与えていると感じます。県と国が連携し、より公平で、安心して生活できる環境整備に真剣に取り組んでほしいですね。特に、実数調査が個人情報保護の観点から難しいとされている点は、工夫次第で解決できる部分もあるように思えます。データの匿名化や集計方法などを検討することで、より正確な実態把握が可能になるのではないでしょうか。

ご指摘の通り、現状の格差は看過できない問題ですね。県としても、市町村への周知徹底を図り、国に対しても財源確保に向けて働きかけてまいります。個人情報保護の問題は確かに課題ですが、ご提案いただいた匿名化や集計方法の工夫については、担当部署と協議し、実現可能な範囲で検討を進めていきたいと思います。現状維持ではなく、改善に向けて積極的に取り組んでいく所存です。貴重なご意見、ありがとうございました。

ユーザー