仙台市が支援！老朽化した宅地擁壁の安心対策

仙台市は、老朽化や被災した宅地擁壁の安全対策を支援する制度を設けています。

この制度は、大きく分けて３つの支援内容から成り立っています。

まず、「専門家派遣制度」では、擁壁の危険度診断や改修方法の助言を無料で受けられます。対象は、地盤面からの高さが2mを超える、平成18年以前に造られた擁壁です。

次に、「安全対策工事に係る助成金制度（恒久対策）」では、擁壁の新設工事費用の一部を助成します。助成額は、工事費用の100万円を超えた金額の3分の1、上限200万円です。ただし、既存擁壁の撤去費は対象外です。

最後に、「安全対策工事に係る助成金制度（応急対策）」は、災害による二次被害防止のための応急処置費用の一部を助成します。助成率は2分の1、上限60万円です。対象となる災害は、市内震度5弱以上の地震や暴風特別警報発表時の災害などです。

いずれの制度も、擁壁の所有者または所有者全員の承諾を得ている方が対象です。申請方法は電話による受付となっており、詳細は仙台市都市整備局宅地保全課（022-214-8450）までお問い合わせください。令和7年度の専門家派遣制度の受付は令和7年12月12日まで、助成金制度は年内の実績報告書提出が可能な工事を対象としています。