身に覚えのない請求に要注意！巧妙化する架空請求の手口と対処法

近年、架空請求や不当請求に関する相談が急増しています。巧妙な手口で、気づかないうちに契約させられたり、裁判を装った請求を受けたりするケースが多発しています。

例えば、友人のメールを装ったショートメッセージで偽サイトに誘導され、気づかぬうちに有料会員登録させられる事例や、アダルトサイトのサンプル画像をクリックしたことで高額請求される事例が報告されています。これらの場合、契約成立には料金明示と意思確認が必要なため、請求されても支払う必要はありません。

また、裁判所を装ったはがきが届いても、裁判所の通知は特別送達で封書で届くため、無視して大丈夫です。はがきに記載された連絡先に連絡すると、さらに個人情報が漏洩する危険性があります。

これらの請求は、個体識別番号などから個人情報を特定することはできません。不安に感じたら、消費生活センターに相談しましょう。

不審なサイトへのアクセスは避け、身に覚えのない請求には決して応じないことが大切です。もし誤ってクリックしてしまった場合でも、「電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例に関する法律」に基づき、契約の無効を主張できる可能性があります。 請求内容に疑問があれば、法務省ホームページなどで情報を確認し、冷静に対処しましょう。 身に覚えのない請求が届いたら、慌てず、まずは消費生活センターに相談することをおすすめします。