令和2年度琴平町施政方針：130周年を機に、未来へ繋ぐ活力ある町づくり

令和2年度琴平町施政方針では、町長2期目となる本年度の取り組みが示されました。人口減少と少子高齢化という厳しい現状の中、「小さくても、みんなが笑顔で幸せを感じる町」の実現を目指し、観光地としての魅力向上と住民にとって住みやすい町の整備を両立させる施策が中心となっています。

主な施策として、令和3年度からの10年間の総合計画策定、公共施設の適正配置・整備（小学校統合、保育所・幼稚園の在り方、庁舎改築など）、会計年度任用職員制度の導入に伴う経費削減と行政力向上などが挙げられます。

子育て支援では、18歳までの医療費助成の拡大や5歳児の歯科検診・フッ素塗布事業の開始、重度心身障がい者等に対する医療費自動償還方式への変更などが予定されています。

防災対策として、土砂災害・洪水ハザードマップの作成、国土強靱化地域計画の策定、高齢者向けペダル踏み間違い装置補助金などが盛り込まれています。

観光・経済対策では、「リビングヒストリー」事業による体験型観光の推進、温泉ガストロノミーウォーキング事業、新源泉調査、農地維持管理補助金の創設などが計画されています。

教育面では、琴平町教育大綱の改定、Gigaスクール構想への対応、英語検定受験料補助の拡充、金丸座の耐震改修などが挙げられます。

町制施行130周年を機に、町民と行政が協働し、東京オリンピック・パラリンピック開催やホストタウン事業への取り組みを通して、琴平町の魅力を発信し、未来への発展を目指す姿勢が示されています。