神奈川県は6月27日、横須賀港新港地区の公有水面埋立事業に関する環境影響評価審査意見書を事業者である横須賀市に送付しました。

この事業は、貨物量の増加に対応するため、約93.2ヘクタール（公有水面埋立は17.2ヘクタール）の土地を造成し、ふ頭施設を新設するものです。 横須賀港は東京湾湾口部に位置し、北九州港とを結ぶフェリー基地など重要な役割を担っていますが、既存施設の機能不足が課題となっています。本事業は、この課題解決と首都圏の港湾機能強化を目指しています。

環境影響評価手続きでは、今年1月に実施計画書が提出され、3ヶ月間の縦覧期間を経て、神奈川県環境影響評価審査会による審査が行われました。審査会からの答申を踏まえ、作成された審査意見書が事業者に送付されたことを発表したものです。 詳細な審査意見書や答申の内容は、神奈川県のホームページで公開されています。

この事業は、横須賀港の物流機能強化、ひいては地域経済活性化に大きな影響を与える重要なプロジェクトです。環境への配慮と経済発展の両立が求められる中で、今後の事業展開に注目が集まります。