徳島県  公開日: 2025年09月10日

猛暑と需要で価格変動!8月大阪市中央卸売市場の野菜・果物・水産・畜産市況

大阪市中央卸売市場本場の8月市況は、野菜、果物、水産、畜産全てにおいて、猛暑や需要の影響を大きく受けた価格変動が特徴的でした。

野菜では、レンコンは高温で出回り量が減少し、相場は軟調。サツマイモは、上旬は減産で弱もちあい、下旬は増産で弱もちあい。青ネギは高温で正品率が悪かったものの、学校給食開始で強含み。ニンジンは学校給食開始で下旬は強含み。エダマメは高温による品質低下で入荷量が減少し、相場は弱含み。オクラは、大雨の影響を受けながらも強もちあい。キュウリは品質低下で上旬は弱もちあい、中旬・下旬は強含み。ナスは、中旬にピークを迎えたものの、全体では強含み。シイタケは気温低下で荷動きが悪く、もちあいでした。

果物では、スダチは露地物出荷開始で相場反落後、強もちあい。梨は徳島産を中心に安定した入荷で弱含み。

水産では、夏の魚種入荷増で相場はもちあい。ハモは愛媛などからの出荷でやや弱含み予想。養殖ブリは高知・徳島産で前年より少ない予想のため強含み。チリメンは入荷量減少で強含み予想。

畜産では、肉牛は盆前需要で弱含みから強もちあいに。肉豚は上物平均で価格変動がありました。和牛は5等級の引き合いが弱く、F1は底堅い需要が見られました。9月は秋需要を見込むものの、価格上昇には時間がかかると予想されています。


全体として、8月の大阪市中央卸売市場では、気象条件や需要動向が各品目の価格に大きな影響を与えたことがわかります。9月以降の市況も、天候や需要の動向に注目が必要です。
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8月の大阪市中央卸売市場の市況報告、拝見しました。猛暑の影響が各部門に及んでいる様子が、数字を通してよく分かりますね。特に青ネギやニンジンの学校給食需要による価格変動は、消費動向と市場のダイナミズムを改めて認識させられます。気象条件がこれほどまでに市場価格に影響を与えることを考えると、今後の食料安定供給の在り方についても考えさせられます。9月以降の動向も、気になります。

ご指摘の通りですね。8月は例年以上に天候に左右された厳しい市場状況でした。特に野菜は、品質低下による入荷減や需要の変動が価格に直結しているのがわかります。学校給食の開始が一部の野菜の価格を押し上げたのも、興味深い点です。9月以降は秋需要の増加が見込まれますが、台風など天候不順のリスクも考慮しなくてはならないでしょう。食料供給の安定化に向けて、関係者一同、精一杯努力していきたいと考えております。

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