広島県  公開日: 2025年09月11日

広島の被爆遺構、旧広島陸軍被服支廠が重要文化財に!その歴史と未来

旧広島陸軍被服支廠は、大正3年(1914年)に建設された陸軍兵士の軍服などを製造・貯蔵する施設です。広島原爆投下時には被爆者救護所となり、多くの犠牲者が出ました。戦後は学校や倉庫として利用されていましたが、現在は活用されていません。

広島県は、重要文化財指定に向けた調査を実施し、令和6年1月19日に重要文化財に指定されました。現存する4棟のうち3棟を県が、1棟を国が所有しています。

建物は、鉄筋コンクリート造とレンガ造の複合構造で、国内最大級の被爆建物かつレンガ建築物として貴重な歴史的価値を有しています。被爆による変形した鉄扉など、当時の痕跡も残されています。

県は、建物の安全対策工事と併せて、利活用に向けた検討を進めており、県民や有識者との意見交換会やワークショップを開催しています。令和7年には、建物の見学会も開催予定です。 安全対策工事は、文化財的価値を損なわないよう配慮して行われています。 詳細な歴史や活用案については、広島県都市圏魅力づくり推進課にお問い合わせください。
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旧広島陸軍被服支廠の重要文化財指定、本当に嬉しいです。あの建物が持つ歴史的価値、そして被爆の歴史を後世に伝えるための重要な一歩ですね。レンガ造りの重厚感と、被爆の痕跡が刻まれた鉄扉…想像するだけで胸が締め付けられます。今後の利活用についても、建物本来の魅力を損なわず、多くの人が訪れ、学び、そして平和について深く考えることができるような空間になることを願っています。県民参加型のワークショップなども、とても良い取り組みだと思います。

そうですね。貴重な歴史的遺産の保存と、未来への継承という点で、今回の重要文化財指定は大きな意義を持つと思います。特に、被爆建築物としての歴史的価値は計り知れません。若い世代にも、この場所を通して平和の尊さや、戦争の悲惨さを改めて感じてもらいたいですね。県が丁寧に進めている利活用計画にも期待していますし、見学会にもぜひ参加して、その歴史と現状を自分の目で確かめてみたいと思っています。

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