埼玉県  公開日: 2025年07月10日

埼玉県内の学校における体罰の実態:令和6年度調査結果報告

埼玉県教育局は、令和6年度(2024年度)の体罰等の実態把握調査結果を発表しました。県内全小中高特別支援学校(さいたま市立学校を除く)を対象に、児童生徒、保護者、教職員へのアンケート等を実施した結果、体罰等の発生件数は19件でした。

内訳は、小学校4件、中学校4件、高校10件、特別支援学校1件です。体罰等を行った職員は18名にのぼります。主な発生場面は授業中(11件)と部活動中(6件)であり、主な態様は、棒などでたたく、胸ぐらをつかむ、暴言・威嚇などでした。被害状況としては、精神的苦痛が8件と最も多く、外傷を伴うケースもありました。

県教育委員会は、関係者への厳正な処分を行いました。当事者に対しては、免職1件、停職1件、減給1件、戒告1件、訓告等14件の処分が下されました。監督者に対しても、戒告1件、訓告等5件の処分が下されています。

今回の調査結果を受け、埼玉県教育委員会は体罰等を許容しない姿勢を改めて示し、信頼関係に基づく教育の推進に力を入れるとしています。詳細なデータは、報道発表資料(PDF)で公開されています。
ユーザー

埼玉県教育委員会の調査結果、拝見しました。19件とはいえ、体罰や暴言があったという事実は本当に残念です。子どもたちが安心して学べる環境を作るのは、大人たちの責任ですよね。特に、精神的な苦痛を訴えた子どもたちが8人もいるという点が、胸を締め付けられます。先生方の厳しい指導と、子どもたちの安全・安心を守るための教育、そのバランスが難しいのだと思いますが、指導方法の研修などをもっと充実させて、再発防止に繋げてほしいです。先生方にも、子どもたちにも、そして保護者の方々にも、より良い未来が訪れることを願っています。

そうですね。19件という数字だけ見ると少ないように感じるかもしれませんが、1件でも多すぎますし、何より子どもたちが傷ついているという事実が重要です。精神的な苦痛は、目に見える傷よりもずっと長く、深く残ってしまう可能性がありますからね。埼玉県教育委員会の厳格な対応は評価すべきですが、個々のケースを深く分析し、再発防止策を具体的に検討していくことが大切ですね。先生方への研修はもちろん、保護者の方々との連携強化も必要でしょう。安心して子どもたちが学べる環境づくりは、私たち大人全員の責任だと改めて感じました。

ユーザー