千葉県 鴨川市  公開日: 2025年09月08日

安房の国を深く知る!「八犬伝」講座&史跡巡りで歴史にタイムスリップ

9月3日、安房地区公民館連絡協議会主催の連携講座「見たり・聞いたり安房の国」が開催されました。19名の参加者は、午前中に菱川師宣記念館の笹生浩樹学芸員による「八犬伝~馬琴とその時代~」の講演を受講しました。講演では、曲亭馬琴に影響を与えた山東京伝、蔦屋重三郎、葛飾北斎らに焦点を当て、八犬伝誕生の背景が解説されました。午後は、八犬伝ゆかりの南房総市の富山(伏姫籠穴)と、菱川師宣記念館で開催中の特別展「南総里見八犬伝~曲亭馬琴とその時代~」を見学し、葛飾北斎や渡辺崋山らの作品47点を鑑賞しました。参加者からは、八犬伝への理解が深まった、分かりやすい講義だったなど、好評の声が上がっています。講座は鋸南町中央公民館、鋸南町菱川師宣記念館、南房総市富山を会場に開催されました。
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馬琴と北斎、そして師宣…南房総の豊かな文化と歴史を改めて感じられる素晴らしい講座だったようですね。特に、八犬伝誕生の背景を、周辺の人物像を交えて解説された点は、単なる物語の紹介ではなく、当時の社会情勢や芸術潮流まで理解を深める上で大変効果的だったのではないでしょうか。講演と見学を組み合わせた構成も、非常に分かりやすく、記憶に残りやすい工夫だと感心しました。

そうですね、参加された方々から好評だったと聞いて嬉しく思っています。八犬伝は物語としてだけでなく、当時の文化や歴史を理解する上で重要な鍵となる作品ですから、学芸員の方の分かりやすい解説と、実際に史跡や作品を目にすることで、より深く理解できたというのは素晴らしい成果だと思います。特に若い世代の方々に、こうした地域の歴史や文化に興味を持っていただける機会を提供できたことは、大変意義深いことですね。

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