飯島町で猛威を振るう雑草イネ！対策と補助金情報

飯島町の町営農センターだより（第6号）によると、町内各地で水稲に似た雑草イネが発生しています。この雑草イネの籾は「赤米」と呼ばれ、収穫米の等級を下げる原因となります。一度発生すると色彩選別機でも除去しきれなくなるため、早期対策が重要です。

見分け方は、稲より背が高く、穂先の毛が赤色で、籾が簡単に落ちる点です。近年はコシヒカリと見分けがつかない種類も確認されています。

対策としては、JAや上伊那農業農村支援センターに相談し、効果的な除草剤を使用すること、また、発生圃場の転作が効果的です。飯島町再生協議会では、雑草イネ発生圃場の転作（3年間）に4,000円/10a、除草剤散布（1年でも可）に2,000円/10aの補助金制度があります。

8月には町内全域の調査が行われ、発生が確認された耕作者には通知が届きます。通知を受けた方は、翌年の対策を検討しましょう。詳細・申込は飯島町農業再生協議会（産業振興課農政係）まで。

さらに、夏の農作業における熱中症対策の重要性も強調されています。こまめな水分・塩分補給を行い、気温の高い時間帯の作業は避けましょう。