熊本市スタートアップビザ：外国人起業家を支援する制度概要

熊本市は、外国人起業家の活動を促進するため、「外国人起業活動促進事業（スタートアップビザ）」を実施しています。この制度は、1年以内（最長2年）に熊本市内で新規事業を始める外国人を対象に、起業準備期間の在留資格「特定活動」取得を支援するものです。

通常、「経営・管理」の在留資格取得には、常勤職員2名以上雇用、資本金500万円以上、事務所開設などの条件が必要ですが、本事業では、将来これらの条件を満たす見込みが高いと認められた場合、最長2年間の「特定活動」在留資格が認められます。

申請には、熊本市への「起業準備活動計画」の提出と確認が必要です。確認後、熊本市が発行する確認証明書を添付して、福岡出入国在留管理局に在留資格申請を行います。証明書の発行は確実な在留資格認定を保証するものではありません。

申請者は、事業計画、資金調達方法、事業所開設計画などを詳細に記載した計画書を提出する必要があります。日本語が苦手な場合は、英語での相談対応も可能です。申請書類は熊本市のホームページからダウンロードできます。

申請から証明書発行までは、書類が揃っていれば2～3週間程度ですが、状況によっては時間がかかる場合があります。 証明書の有効期間は3ヶ月です。 在留資格「特定活動」期間満了後、「経営・管理」への変更手続きが必要です。

熊本市には、起業準備計画の作成支援や日常生活に関する相談窓口も設置されています。