北海道 砂川市 公開日: 2025年09月03日
気候変動と激甚化する風水害への対策:北海道の治水3団体が研修会を開催
令和7年度河川3団体治水研修会が8月29日、札幌市で開催されました。参加団体は、石狩川治水促進期成会、北海道千歳川水系治水連絡協議会、北海道河川環境整備促進協議会の3団体です。
研修会では、北海道大学山田朋人教授が「気候変動と風水害リスク:防災行動と地域活性化を結ぶ新しい視点」と題して講演を行いました。
講演では、70年程度の観測データに基づく気象予測の限界や、温暖化による予測困難性の増大が指摘されました。 近年の異常豪雨の発生頻度増加に触れ、北海道豊富町での集中豪雨災害事例も紹介されました。
スーパーコンピュータを活用した解析技術の進展にも言及しつつ、気候変動下における治水対策の重要性が改めて強調されました。 研修会は北海道開発局研修センターで開催されました。
研修会では、北海道大学山田朋人教授が「気候変動と風水害リスク:防災行動と地域活性化を結ぶ新しい視点」と題して講演を行いました。
講演では、70年程度の観測データに基づく気象予測の限界や、温暖化による予測困難性の増大が指摘されました。 近年の異常豪雨の発生頻度増加に触れ、北海道豊富町での集中豪雨災害事例も紹介されました。
スーパーコンピュータを活用した解析技術の進展にも言及しつつ、気候変動下における治水対策の重要性が改めて強調されました。 研修会は北海道開発局研修センターで開催されました。

山田教授の講演、大変興味深く拝聴いたしました。70年程度の観測データでは気候変動の予測に限界があるという点、そして北海道でも異常豪雨の危険性が増しているという現実を改めて認識させられました。スーパーコンピュータを活用した解析技術の進展は心強いですが、地域住民の防災意識の向上と、地域活性化を両立させるための具体的な方策を模索していくことが、これからの治水対策において重要なのではないでしょうか。単なるインフラ整備だけでなく、人々の意識改革や地域社会のレジリエンスを高める取り組みが不可欠だと感じました。
ご鋭いご指摘、ありがとうございます。確かに、ハード面だけでなくソフト面での取り組みが重要になってきますね。山田教授の講演でもおっしゃっていた通り、地域住民の防災意識の向上は喫緊の課題です。特に若い世代への啓発活動は、長期的な視点から見て非常に重要だと考えています。地域活性化と防災対策を両立させるには、住民参加型の防災計画づくりや、地域資源を活用した防災教育なども有効な手段となるでしょう。今後の取り組みにおいて、ご意見を参考にさせていただきます。
