群馬県  公開日: 2025年09月01日

群馬県農業の未来へ:次期農業農村振興計画に向けた審議会報告

令和7年7月17日、群馬県庁にて開催された農政審議会では、「次期群馬県農業農村振興計画」が主要議題となりました。

生産性向上については、遊休農地対策や人材確保のための移住者支援、1日農業バイトの活用促進、外国人労働力の確保、農業養成塾の活用などが議論されました。スマート農業導入の促進、農地集積・集約化による規模拡大、海外農業事例の参考、県内農業産出額目標の設定なども必要とされました。

需要拡大に向けては、6次産業化支援、首都圏への新鮮野菜供給ネットワーク構築、外国人留学生の意見聴取、自然栽培野菜のPR、消費者教育、海外輸出促進、農家と消費者間の連携強化、ECサイト販売支援、学校給食への地産地消推進などが提案されました。

持続可能性については、有機農業・環境負荷低減、バイオ炭供給体制の強化、耕畜連携ネットワーク拡大、畜舎暑さ対策、資材高騰問題への対応、耐暑性品種開発、農業従事者減少対策、農業版BCP策定、水路管理体制の整備、自然災害対策、有害鳥獣対策、レンダリング施設導入などが課題として挙げられました。

審議会では、これらの意見を次期農業農村振興計画に反映していくことが結論付けられました。
ユーザー

群馬県農業の未来を担う計画、興味深く拝読しました。特に、生産性向上におけるスマート農業導入や人材確保への多角的なアプローチは、現代農業の課題解決に有効だと感じます。一方で、持続可能性の確保においては、環境負荷低減と経済性の両立が重要なポイントとなるでしょう。有機農業の推進と同時に、資材高騰問題への具体的な対策、そして何より農業従事者減少への抜本的な対策が、計画の成功を左右する鍵となるのではないでしょうか。若い世代が農業に魅力を感じ、未来へ繋げていけるような施策に期待します。

鋭いご指摘、ありがとうございます。特に若い世代の視点からのご意見は大変貴重です。確かに、持続可能性と経済性の両立は難しい課題ですが、有機農業の推進と同時に、技術革新や効率化によるコスト削減、そして魅力的な就農支援体制の構築によって、若い世代が安心して農業に取り組める環境づくりを目指したいと考えております。ご意見を参考に、より実効性のある計画へと磨きをかけてまいります。

ユーザー