鎌倉市の狭隘道路拡幅整備事業：安全で快適な街づくりへの取り組み

鎌倉市では、4メートル未満の狭い道路に面した建物の建築に伴う道路後退問題を解決するため、「狭あい道路拡幅整備事業」を実施しています。この事業は、建築基準法に基づく道路後退分の土地を、市が買い取る（固定資産評価額の20%）または寄付によって取得し、市道を拡幅する制度です。

対象となるのは、鎌倉市道に面し、構造的に市が管理可能で、土地境界が確定済みの土地です。建築基準法違反がなく、後退用地に工作物がなく、隣地所有者の承諾が得られることも条件となります。

事業の手続きは、パンフレットとダウンロード可能な様式を参照。申出者は土地所有者で、費用は印紙代など一部のみ。手続きには約1年かかります。

ただし、土地の分筆ができない、後退距離が不足している、抵当権抹消ができないなど、事業が中断する場合もあります。事前相談は必須です。詳細な手続きや要件は、市役所都市整備部道水路調査課（0467-23-3000）までお問い合わせください。