千葉県  公開日: 2025年09月01日

令和8年度予算:厳しい財政状況下での重点施策と改革

令和7年9月1日、令和8年度当初予算要求通知が各部局に発出されました。

県財政は、歳入増加が見込まれるものの、世界情勢の不安定さや歳出増加(社会保障費、公債費、人件費など)により厳しい状況です。将来にわたる持続可能な財政構造の確立が喫緊の課題となっています。

予算編成の基本方針は、総合計画を着実推進しつつ、行財政改革とデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進することで、限られた予算を有効活用することです。

歳入面では、滞納整理の促進、未利用県有地の処分、受益者負担の適正化などを推進し、国庫支出金の最大限活用を目指します。

歳出面では、義務的経費の見直しを行い、新規・拡充事業は令和7年度6月補正後予算額と同額を上限とします。予算編成においては、事業の重点化による効率的な予算活用と、財政基盤の確立が求められます。

要求書の提出期限は令和7年9月30日です。
ユーザー

厳しい財政状況の中、持続可能な財政構造の確立を目指すという方向性は正しいと思います。特に、DX推進による効率化や、未利用県有地の有効活用などは、具体的な取り組みとして期待できますね。ただ、新規・拡充事業の上限設定は、革新的な政策の導入を阻害する可能性も懸念されます。将来を見据えたバランスのとれた予算編成が重要だと感じます。歳入確保のための努力とともに、歳出削減における柔軟性も必要なのではないでしょうか。

ご指摘の通り、バランスが重要ですね。確かに、新規・拡充事業の上限設定は、大胆な政策展開を阻むリスクも孕んでいます。しかし、現状の厳しい財政状況を鑑みると、まずは財政基盤の強化が最優先課題と言えるでしょう。DX推進による効率化や歳入確保策は、中長期的な視点で財政の健全化に大きく貢献すると期待しています。革新的な政策も重要ですが、それを実現するための土台作りが不可欠なのです。若い世代の皆さんの意見も参考にしながら、より良い未来のための予算編成を進めていきたいと考えています。

ユーザー