札幌市居宅介護支援事業所における特定事業所集中減算の徹底解説

札幌市では、居宅介護支援事業所が特定の事業者へ訪問介護サービスなどを80％以上紹介した場合、居宅介護支援費から月額200単位の減算が適用されます。減算適用期間は、前期（3月1日～8月末日）は10月1日～3月31日、後期（9月1日～2月末日）は4月1日～9月30日です。対象サービスは訪問介護、通所介護、福祉用具貸与、地域密着型通所介護です。紹介率は、各サービスごとに、紹介件数が多い法人のケアプラン数÷該当サービスのケアプラン数×100で算出します。介護予防プランやサービス利用実績がないケアプランは除外されます。


すべての事業所は、「審査シート」をスマート申請で提出する必要があります。紹介率が80％を超えても、「正当な理由」があれば減算は適用されません。正当な理由としては、事業所の通常実施地域における訪問介護サービス等提供事業所数が各サービスごとに5事業所未満、判定期間の平均ケアプラン件数が20件以下、特定サービスの平均ケアプラン件数が10件以下、紹介率最高法人が事業所と同一法人または関連法人である場合（利用者の選択の自由が確保されている場合）、紹介率最高法人が事業所と無関係な法人である場合（利用者の選択の自由が確保されている場合）が挙げられます。


正当な理由を主張する場合は、「審査シート」に加え、理由に応じた書類を提出する必要があります。提出期限は、前期は9月15日、後期は3月15日です。詳細は札幌市保健福祉局高齢保健福祉部介護保険課（011-211-2972）までお問い合わせください。