東京都の公金運用、利回り上昇で運用収入が大幅増！

東京都会計管理局は、令和7年度第1四半期（4月～6月）の公金管理実績を発表しました。積極的な運用により、公金全体の利回りは0.338％と前期比0.179ポイント上昇し、運用収入は前期の約2倍となる49億3,190万円となりました。

これは、定期性預金の金利上昇や、令和7年度公金管理計画に基づく債券割合の段階的向上、短期債券の導入、資金状況に応じたきめ細かな運用などが奏功した結果です。

歳計現金等、基金、準公営企業会計資金のいずれも利回りが上昇し、運用収入が増加しました。歳計現金等は年度当初の支払集中で平均残高が減少しましたが、積極的な運用で利回りの上昇を実現しました。基金は積立増加による平均残高の増加に加え、積極的な運用による利回り上昇が奏功しました。準公営企業会計資金は、前期末の企業債償還等で平均残高が減少したものの、積極的な運用により利回りが上昇しました。

今後の東京都の公金運用は、世界経済の先行き不確実性を踏まえつつ、安全性と流動性を確保した上で、効率性の向上を目指していくとしています。