三重県  公開日: 2025年08月27日

三重県学校基本調査速報:児童・生徒数減少傾向続くも、幼保連携型認定こども園は増加

文部科学省の学校基本調査(令和7年度三重県分速報)によると、県内の多くの学校で児童・生徒数の減少傾向が続いていることが明らかになりました。

小学校は81,529人(前年度比2,436人減)、中学校は45,014人(同910人減)、高等学校(全日制・定時制)は41,403人(同770人減)と、いずれも過去最少を記録しました。 義務教育学校や中等教育学校も減少しています。

一方で、幼保連携型認定こども園は12,411人(同855人増)と過去最多となり、高等学校(通信制)も5,918人(同308人増)と増加を続けています。特別支援学校も増加傾向にあります。

幼稚園は8,348人(同727人減)と減少が続いています。

この速報は学校数と在学者数、教員数に限定され、卒業者数や進学者数などの詳細データは、文部科学省が12月以降に公表する確定値で確認できます。
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少子化の影響が顕著に表れている結果ですね。特に小学校、中学校の減少幅が大きいのは、今後の教育政策を考える上で非常に重要な指標となるでしょう。通信制高校の増加は、従来の教育形態への見直しや、多様な学習ニーズへの対応が必要とされていることを示唆しているように思います。幼保連携型認定こども園の増加は、待機児童問題への一定の対策効果を示しているのかもしれませんが、全体的な児童生徒数の減少という大きな流れの中で、その効果がどの程度持続するのか、継続的な検証が必要だと感じます。

そうですね。確かに、数字だけ見ると厳しい現状が浮き彫りになっていますね。特に小学校、中学校の減少は、地域社会の活性化にも影響を及ぼす可能性がありますから、早急な対策が必要でしょう。通信制高校の増加は、多様な学習スタイルへのニーズの高まりを反映しているのかもしれません。一方で、その背景には、進学や就職への不安なども潜んでいる可能性も考えられます。幼保連携型認定こども園の増加は、待機児童問題の解消に貢献しているのは喜ばしいことですが、これもあくまで一時的なものではなく、長期的な視点での対策が求められますね。今後の確定値で、卒業者数や進学者数の詳細データも確認し、より多角的な分析が必要だと思います。

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