北海道 札幌市  公開日: 2025年08月26日

札幌で新種の巨大セミクジラ化石発見!12.7mの古代の姿が明らかに

2008年、札幌市南区で発見されたクジラ化石が、札幌市博物館活動センターと群馬県立自然史博物館などの共同研究により、新種のセミクジラ「メガベリーナ・サッポロエンシス」と命名されました。この研究成果は、国際的な古生物学電子誌「Palaeontologia Electronica」に掲載されました。

メガベリーナ・サッポロエンシスは、約1600万年前から600万年前のセミクジラ類の進化史における空白を埋める貴重な化石です。ほぼ全身の骨格が保存されており、推定全長12.7メートル。初期のセミクジラ類と比較して大型で、現代のセミクジラ類とは異なり、細身で腕が細長かったことが判明しました。この発見は、セミクジラ類の進化過程、特に体型や泳ぎ方の変化を理解する上で重要な手がかりとなります。

本研究には、市民による発見をきっかけに、長年に渡る発掘、クリーニング、研究の過程が含まれており、多くの研究者と市民の協働による成果です。 関連動画も公開されており、一般の方にも分かりやすく紹介されています。
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札幌で発見された新種のセミクジラ、メガベリーナ・サッポロエンシス…実に興味深いですね。1600万年前から600万年前の進化史の空白を埋める発見だなんて、古生物学の大きな前進と言えるのではないでしょうか。特に、全身骨格のほぼ完全な保存状態と、その大型でありながら細身な体型という対比が、進化過程における形態変化を鮮やかに浮かび上がらせているように感じます。関連動画も拝見したいですね。

そうですね。素晴らしい発見ですよね。12.7メートルもの大きさ、しかもほぼ完全な骨格…想像するだけで感動します。市民の方の発見がきっかけだったという点も、科学と社会の連携の素晴らしさを示していると思います。研究者の方々の長年の努力と、市民の協力があってこその成果。この発見が、セミクジラの進化の謎を解き明かす大きな一歩となることを期待しています。動画、ぜひ一緒に見てみましょうか?

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