北海道 むかわ町  公開日: 2025年07月29日

JR日高線活性化プロジェクト!沿線住民と観光客を繋ぐ実証事業

JR北海道の維持困難線区であるJR日高線の利用促進と沿線地域の活性化を目的とした「調査・実証事業」が実施されています。

この事業は、沿線住民の日常生活での利用促進と観光客誘致を両立させることを目指し、複数の取り組みで構成されています。

令和7年度は、日高線沿線で開催されるイベントに合わせた運賃無料化による利用促進調査(苫小牧~鵡川間)を実施します。 対象イベントは、サーフィン大会、とまこまい港まつり、むかわ町グルメフェスタで、各イベント日に先着順で往復乗車券と調査用紙が配布されます。参加者にはオリジナル乗車証明書がプレゼントされ、全イベント参加者には抽選で日高線グッズが贈られます。

また、「2025 JRヘルシーウォーキング いつでもウォーク 鵡川コース」への参加者には、道の駅四季の館「四季の湯」の入浴料金無料の特典が提供されます(7月1日~11月9日)。

令和6年度には、沿線住民を対象とした1日乗車券配布と利用意向調査(苫小牧市、厚真町、むかわ町在住の成人対象、先着600名)、むかわ町における鉄道とバスの共通時刻表作成による利便性向上策が行われました。

これらの事業を通して、JR日高線の利用状況や沿線住民のニーズを把握し、今後の公共交通のあり方を検討していくことが目的です。詳細は、関連ウェブサイトやJR日高線の公式インスタグラム等をご確認ください。
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JR日高線の活性化に向けた取り組み、興味深く拝見しました。特に、イベントと連携した無料乗車券配布や、ヘルシーウォーキングとのコラボレーションは、住民の利用促進と観光客誘致の両面を効果的に捉えていると感じます。ただ、長期的な視点で見た場合、イベント依存にならないよう、日常利用を促進するための更なる工夫が必要なのではないでしょうか。例えば、沿線地域の特性を活かした魅力的な定期券プランや、地域住民と連携した沿線情報発信なども有効な手段となり得ると思います。持続可能な地域交通システム構築のため、多角的なアプローチが重要だと考えます。

ご指摘の通り、イベントへの依存は課題の一つですね。短期的な効果だけでなく、持続的な利用促進が重要であることは私も強く感じています。沿線地域の特性を活かした定期券プランや情報発信は、確かに有効な手段でしょう。例えば、地元の農産物を使った駅弁の開発や、沿線観光地の魅力を効果的に発信するデジタルコンテンツの活用なども考えられます。地域住民の方々と密に連携し、日高線の魅力を再発見するような取り組みが、この事業の成功に繋がるのではないでしょうか。ご意見、大変参考になりました。ありがとうございます。

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