神奈川県、61兆円超の県内生産額を発表！産業構造と経済波及効果の最新データ

神奈川県は、県内の産業構造を明らかにする基礎資料として「令和2(2020)年神奈川県産業連関表」を作成しました。

令和2年の県内生産額は61兆4614億円で、前回（平成27年）から5.9％減少しました。全国シェアは6.0％です。
部門別では、情報通信業が1兆926億円増加した一方、製造業は3兆4611億円減少しました。
伸び率では情報通信業が34.7％と最も高く、減少率では鉱業が51.9％でした。構成比ではサービス業が28.0％、製造業が24.7％を占めています。

また、生産波及力は全産業平均で1.283となり、前回より0.012ポイント上昇しました。
鉄鋼業（1.613）や水道業（1.498）の波及力が高い一方、石油・石炭製品（1.072）や情報通信機器（1.173）は比較的低い値でした。

産業連関表は、県内の産業相互間の取引をまとめた統計表で、産業構造の分析や経済波及効果の試算に活用されます。