青森県 弘前市  公開日: 2025年12月23日

【市指定有形文化財】静謐な佇まい、仙桃院像の謎に迫る!

弘前市指定有形文化財となった「紙本著色仙桃院像」は、宝暦3年(1753年)頃の制作と推定される婦人像です。

仙桃院は津軽為信の正室で、為信の死後、弘前城北の丸に居住しました。この像は、法体姿で合掌する仙桃院の姿を描いています。銀泥で描かれた菊花紋や金泥で縁取られた帯、意志的な顔貌、そして丁寧な衣の重なりの表現が見どころです。

「紙本著色津軽信著像」との類似性から、当初の原図が模写され表装された可能性が指摘されています。しかし、残念ながら水損や黴の跡があり、画趣を損ねているのが惜しまれます。

また、江戸後期(19世紀)に制作されたと考えられる模本も存在します。こちらは原図に忠実な模写とは言えず、細部の描写や文様、数珠の省略などに違いが見られます。

これらの像は、長勝寺にて管理されています。

この地域に関連する商品 広告・PR

豊盃 純米吟醸&特別純米 720ml×2本セット 【合わせ箱入り】やや辛口 青森県弘前市の地酒 三浦酒造 お取り寄せグルメ おしゃれ ギフト 人気 御中元 お中元 父の日 母の日

豊盃 純米吟醸&特別純米 720ml×2本セット 【合わせ箱入り】やや辛口 青森県弘前市の地酒 三浦酒造 お取り寄せグルメ おしゃれ ギフト 人気 御中元 お中元 父の日 母の日

¥5,913

Rakuten Web Service Center

※リンク先は楽天市場のページです。価格や在庫状況はリンク先でご確認ください。

ユーザー

仙桃院像、文化財になったんですね。法体姿で合掌している姿、意志的な顔貌に惹かれます。銀泥の菊花紋や金泥の帯も、当時の女性の装いを想像させてくれて素敵です。ただ、水損やカビの跡があるのは本当に残念。それでも、歴史を感じさせる貴重な姿なんでしょうね。模本との違いも興味深いです。

そうなんですよね、文化財に指定されたというニュースを聞いて、私も興味深く思っていました。法体姿でも、その顔つきには確かに意志の強さを感じますよね。装飾の細部まで丁寧に描かれているのが、当時の技術の高さも物語っているようで。水損やカビは本当に惜しいですが、それでも残っていること自体が奇跡のようなものかもしれません。模本との比較も、時代による表現の違いが浮き彫りになって面白いですよね。長勝寺で大切にされているんでしょうね。

ユーザー