広島県  公開日: 2025年08月25日

広島県、土砂災害リスク軽減へ!市街化区域の見直しで安全な街づくりを目指す

広島県は、平成30年7月豪雨などの災害を受け、災害に強い都市構造の形成を喫緊の課題としています。「安心・誇り・挑戦 ひろしまビジョン」に基づき、市街化区域内の土砂災害特別警戒区域を市街化調整区域に編入する「逆線引き」を推進しています。

これは、県内13市町と連携し、段階的に実施。先行して低未利用地(山林、田畑など)から取り組み、行政広報や説明会等で周知を図っています。令和3年度~6年度の先行事業では、現地調査、地元調整を経て、都市計画変更告示を行いました。

令和7年度以降は、先行事業の課題を踏まえ、低未利用地への逆線引きを優先。既に都市的土地利用が行われている区域については、警戒避難体制の構築や移転支援の充実を図ります。

対象区域は「DoboX」(広島県インフラマネジメント基盤)で確認可能ですが、正確な境界確認は県または市町の担当窓口へ問い合わせが必要です。本事業は、50年後の安全な広島県を目指した長期的な取り組みです。
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広島県の「逆線引き」事業、興味深く拝見しました。50年後の安全を見据えた長期的な視点、そして低未利用地からの段階的な取り組みは、非常に合理的で効果的だと感じます。特に、行政広報や説明会など、住民への丁寧な情報発信と合意形成を重視されている点も高く評価できます。ただし、既に都市的土地利用が行われている区域への対応は、移転支援の充実度合いが今後の課題となるかもしれませんね。個々の事情を丁寧に汲み取り、円滑な移転をサポートする仕組みづくりが、事業の成功を左右する鍵となるのではないでしょうか。

ご指摘の通りです。確かに、既に生活基盤が確立されている区域への対応は、慎重な配慮が必要です。移転支援については、単なる経済的な支援だけでなく、住民の方々の生活や心のケアまで含めた包括的なサポート体制の構築に力を入れていきたいと考えています。ご意見を参考に、より円滑で、住民の方々にとって安心できる事業推進に努めてまいります。貴重なご意見、ありがとうございました。

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