流山市の高齢者支援、５つの相談室の活動を徹底評価！地域包括ケアシステム強化へ

流山市は、地域包括ケアシステムの深化を目指し、市内5カ所の「高齢者なんでも相談室（地域包括支援センター）」の事業運営状況を定期的に評価しています。

この評価は、介護保険法の改正により義務化されたもので、流山市では平成25年度から独自に実施。令和6年度の評価では、国が策定した全国統一の評価指標が用いられました。

評価は、窓口利用者と介護支援専門員へのアンケート、各相談室による自己評価、そして評価委員による現地視察とヒアリングを通じて実施。これらの結果を基に評価委員会が評価をまとめ、各相談室は改善策を検討しました。

令和7年度第2回流山市地域包括支援センター運営協議会では、5カ所の相談室の運営が「概ね適切」であると総評されました。関係機関との連携や、高齢者をきっかけとした周辺問題（ヤングケアラー等）への対応、情報共有の重要性が指摘されています。

今後も、高齢者人口の増加に伴う複雑なケースへの対応強化や、地域との関係性を活かした取り組みが期待されています。次年度以降も、現地視察による評価が予定されています。