救える命を「待たせない」ために！賢い救急車利用で、本当に必要な人へ迅速な対応を

大阪市消防局によると、2024年の救急出場件数は過去最多の約26万8千件に上り、年々増加傾向にあります。救急車の数には限りがあり、緊急性のない不要な要請が増えると、本当に救急車を必要とする方への到着が遅れる可能性があります。

そこで、救命率向上のため「コールトリアージ」が実施されます。これは、119番通報時に緊急度を判定し、緊急性の高い傷病者を優先して救急車を出場させる運用です。

飲酒は適量にとどめ、急性アルコール中毒による救急要請を防ぎましょう。また、寒い季節は高齢者の入浴時の事故が増加します。脱衣所や浴室を暖める、声かけをするなど、周囲の配慮が大切です。

救急車を呼ぶべきか迷った際は、「救急安心センターおおさか（#7119）」に相談できます。緊急性の低い搬送には、民間事業者（患者等搬送事業者）の利用も検討しましょう。

日頃から「予防救急」を心がけ、病気やケガを未然に防ぐことが、救える命を救うことに繋がります。市民一人ひとりの理解と協力をお願いします。