国宝級の美！弘前・最勝院庚申堂、新登録文化財の魅力を解き明かす

弘前市にある最勝院庚申堂が、令和7年11月17日に国登録有形文化財に登録されました。

この建物は、江戸時代後期に建てられ、昭和前期に改修、昭和39年頃に移築されたものです。
最勝院境内の聖徳太子堂の南側に西向きに建っています。

特徴は、一間社見世棚造という構造で、鉄板葺きの屋根が印象的です。
井桁に組まれた土台の上に円柱が立ち、身舎（本体）と向拝（参拝者のいる部分）は、装飾性の高い海老虹梁（えびこうりょう）で繋がれています。

さらに、肘木（ひじき）や蟇股（かまもち）といった部分に見られる彫刻や彩色が非常に鮮やかで、江戸時代後期から昭和前期にかけての意匠を伝えています。

施設見学やイベントに関するお問い合わせは、所有者・管理者である最勝院へ直接ご連絡ください。