【最新情報】エムポックスとは？症状・感染経路・予防法をわかりやすく解説！

エムポックスは、エムポックスウイルスによる4類感染症です。
発熱などの全身症状に加え、水ぶくれを伴う発疹が現れます。発疹は時間とともに変化し、カサブタとなって剥がれ落ちます。多くは自然回復しますが、重症化するケースもあります。

感染経路は、げっ歯類からの動物由来感染、または感染者との接触（性的接触含む）、飛沫、体液、患者が使用した物品との接触によるヒトからヒトへの感染です。

治療薬は国内で流通していませんが、臨床研究で投与体制が構築されています。予防には、感染者との接触を避けることが重要です。発疹が治るまで他者との接触を控え、発疹部位を覆う、マスク着用、手指衛生、物品の共有を避けるなどの対策が必要です。

天然痘ワクチンには予防効果があるとされ、接触者を対象とした臨床研究で接種が行われています。
2024年8月14日、コンゴ民主共和国等におけるエムポックスの感染拡大に対し、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。