【函館】「誰ひとり取り残さないまち」へ！インクルージョンで広がる多様な共生社会

2025年11月1日、函館市で「はこだてインクルージョン交流会」が開催されました。

この交流会は、社会的孤立や排除を防ぎ、障がいの有無、年齢、性別、国籍の違いを超えて多様性を認め合う「インクルージョン」の理念を広めることを目的に行われました。

イベントでは、インクルージョン未来推進機構代表の島信一朗氏と、元パラ陸上アスリートで函館市インクルージョン未来アンバサダーの辻沙絵氏、そして函館市長の大泉潤氏によるトークショーが行われました。

トークショーでは、「存在しているだけでいい」という考え方や、困難を身近な課題として捉える視点が共有されました。辻氏の競技生活での経験や、選手村での出来事から、人とのつながりや支え合いの意識の重要性が語られました。

また、インクルーシブな社会づくりには、バリアフリー設備（ハード）だけでなく、人々の意識や行動（ソフト）の両面が大切であること、そして子どもたちが「違い」を自然に受け入れられるような機会づくりが重要であることが示されました。

誰もが排除されることなく安心して暮らせる社会を目指し、地域の中で自然に受け入れられる関係性の構築や、互いを理解しようとする姿勢の大切さが強調されました。