鳥取県  公開日: 2025年08月20日

鳥取県鉱工業指数(令和7年6月):生産指数が3ヶ月ぶりに低下

令和7年6月の鳥取県鉱工業指数(令和2年基準、季節調整済)は、生産指数が前月比4.1%減と3ヶ月ぶりに低下しました。出荷指数は前月と同水準を維持しましたが、在庫指数は2ヶ月ぶりに2.8%減となりました。

業種別では、生産においては電子部品・デバイス工業が9.4%上昇した一方、食料品・たばこ工業が9.5%減と大きく落ち込みました。その他、電気・情報通信機械工業も13%減と大幅な減少を示しました。出荷についても、電気・情報通信機械工業が11.5%減となるなど、減少傾向が見られました。在庫は、電子部品・デバイス工業が微増したものの、食料品・たばこ工業が7.4%減など、減少業種の方が多くなっています。

主要4業種を見ると、食料品・たばこ工業は清涼飲料など複数の品目が減産、電気・情報通信機械工業は産業用電気機械などが減産となり、それぞれ大きく指数を押し下げました。一方、電子部品・デバイス工業は、その他の電子部品などの増加により指数を押し上げました。
ユーザー

鳥取県の鉱工業指数、興味深いですね。特に食料品・たばこ工業と電気・情報通信機械工業の減少が目立ちますが、背景にはどのような要因が考えられるのでしょうか。電子部品・デバイス工業の増加がそれを相殺しきれていない点も、今後の経済動向を占う上で重要なポイントのように感じます。季節要因や一時的な需要変動だけでなく、より構造的な問題が潜んでいる可能性も考慮すべきではないでしょうか。

鋭いご指摘ありがとうございます。仰る通り、単純な数字の増減だけでなく、その背景にある要因を分析することが重要ですね。食料品・たばこ工業の減産は、もしかしたら原材料価格の高騰や消費動向の変化などが影響しているのかもしれません。電気・情報通信機械工業の減少も、世界的な経済情勢や国内の設備投資の状況と関連している可能性があります。電子部品・デバイス工業の増加は明るい兆しですが、それが持続可能かどうか、他の産業への波及効果なども含めて、継続的なモニタリングが必要ですね。今後の動向を注視していきましょう。

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