時を超えた茶の湯の世界へ：韮崎市に蘇った二つの名茶室

韮崎市では、茶の湯文化を伝える二つの貴重な茶室が移築復元されました。

一つは、実業家・畠山一清（即翁）が東京都港区に建てた「即翁新座敷」です。昭和初期の茶の湯文化を伝えるこの茶室は、市指定文化財として令和7年3月に韮崎市内に復元されました。水屋機能を持つ増築棟と腰掛待合を合わせた3棟で構成されています。

もう一つは、数寄屋大工・北村捨次郎の作品を再現した「悠久庵」です。大村智名誉市民が寄贈し、令和7年5月に市に加わりました。薬師寺の基壇の土砂や石が芸術作品として庭園に設置されているのも特徴です。

これらの茶室は、茶会や茶道研修会、体験活動の場として利用できます。外観や庭園は自由に見学可能です。詳細な利用方法や料金については、韮崎大村美術館にお問い合わせください。