【未来の胃がんリスクを減らす】横須賀市、中学2年生向けピロリ菌対策事業とは？

横須賀市では、胃がん予防のため、中学2年生を対象としたピロリ菌対策事業を実施しています。

ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんの原因となる細菌です。感染は主に乳幼児期に起こるとされ、親子間の経口感染が主な原因と考えられています。

この事業は、感染期間を短くし、将来の胃がんリスクを低減することを目的としています。中学2年生を対象とするのは、感染期間を短くできる可能性、若年胃がんへの考慮、親子感染の予防、除菌に必要な体重が期待できること、受験期を避けるためです。

検査・除菌は全額公費負担で受けられます。除菌後も、胃の状態を把握するため定期的な胃カメラ検査が推奨されています。

横須賀市は、この事業以外にも20歳・30歳向けの胃がんリスク検診なども実施し、ピロリ菌に着目したがん予防施策を推進しています。