北海道で水痘注意報発令！感染予防の基本とワクチンの重要性

北海道では、令和7年第44週（10月27日～11月2日）に水痘の患者報告数が1定点医療機関あたり1.25人となり、水痘注意報が発令されました。

水痘は水痘－帯状疱疹ウイルスの感染症で、潜伏期間は約2週間後、発疹や発熱などの症状が現れます。多くは自然治癒しますが、脳炎などを合併し重症化するケースもあります。一度感染するとウイルスは体内に潜み、後に帯状疱疹の原因となることもあります。

特に乳幼児、高齢者、免疫力が低下している方は重症化しやすいため注意が必要です。水痘－帯状疱疹ウイルスは空気感染するため、患者との接触を避けることが重要です。

平成26年10月からは水痘ワクチンが定期接種となっており、1回接種で重症化予防、2回接種で発症予防が期待できます。学校保健安全法では、全ての発疹がかさぶたになるまで出席停止となります。

ご自身と身近な人の健康を守るため、基本的な感染予防対策と、平時からの準備をお願いします。